
行列でないマルチタスクを生きる、現代の会社員。
急ぎの案件、緊急オーダー、割り込み案件。通知、着信、メンション、メール、手紙、声、視線、無言…それらは姿形を変えて、絶えず湧き出てきます。
「もっと早く教えてくれれば…」そう思わない日は、ほとんどないでしょう。
現代の会社員が相手にしている仕事は、もはや行列処理ではありません。
一方で、あらかじめ予定されている仕事は、比較的ストレスなく進みます。
同じ人が、同じ能力で取り組んでいるにもかかわらず、「面倒くささ」には大きな差が生まれる。
面倒くさいことは、なぜ進まないのか?
面倒くさい仕事が進まないと、「気合の問題だ!」「意識が足りない」と言われることがあります。
しかし、それでは摩耗して解決が遠のいてしまいます。問題は人ではなく、状況にあると思います。
面倒くさいの再定義
面倒くさい状況とな何か改めて定義します。
〇面倒くさい状況とは、 「準備ができていない」か、 「選択肢が少ない」状態である。
このどちらか、または片方が欠けるとき、
行動コストは一気に跳ね上がります。
〇逆に、面倒くさくない状況とは、
準備ができていて、複数の選択肢が常に存在する状態。
予定された仕事が進むのは、
能力や根性の問題ではなく、
この条件が満たされているからです。
すべては、この2つに収まる。
具体的な面倒くさい事 (3項目)
これから具体例を挙げていけば、
多くの「面倒くさい出来事」が
この2条件に収まることが分かります。
1,余裕がない。時間がない。
→準備不足
バッファ(時間、人、情報)が設計されていない。
すでに限界運転の状態。
「今すぐやれ」しか選べない状態。
2,意識を向けないと成功しない
→準備不足(自動化、可視化不足)
人の注意力を準備として誤用している。
これは、仕組みが担うべき部分。
3,裁量範囲が狭い、不明確(時間、行動)
→選択肢不足(判断権限なし)
一刻と変化する状況のなか、
どこまで自己判断してよいか分からない
選んだ結果、確認しなかった責任だけが個人に向けられる。
もちろん、
仕事には目的があり、文脈があります。
それでも
準備と選択肢が揃っているのに進まない場合は、
それは意思の問題ではありません。
そのときは、
体調が良くない可能性が高い。
素直に休憩を取りましょう。
未来へ投資する視点
準備と選択肢は、未来への投資ともいえる。
準備を整え、選択肢を用意することは、
単なる段取りではありません。
それは
時間を圧縮し、未来に投資する行為です。
結果として、
未来で「倍加した時間」と取り戻すことになります。
「事前の一策は、事後の百作に勝る。」
この言葉は、精神論ではなく、時間構造の話です。
これからの競争力
競争力はどこで生まれるのか?
これからの競争力や優位性は、
事前の時間圧縮をどこまで工夫できるか
技術を使って、どこまで等価交換を超えられるか?
ここに集約されていくでしょう。
頑張ることでもなく、
急ぐことでもなく、
「面倒くさくならない構造を、どこまで先に作れるか」
それが、これからの仕事の本質になっていくと思います。
圧縮された時間
時間がこの世で一番価値がある。
大富豪も最終的にワインなど
圧縮された時間を買い、欲求を満たす。
実は、準備と選択肢は最強かもしれない。
身の回りに散らばるタスクを
この2軸で点検してみませんか?
きっと、進める手段が見えてくると思います。
No Setup No Options No Choice.
NoからOnに切り替えよう。
今日も湯気でレンズが曇ります。
PR_ワインという時間を味わう

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